FXトレーダーの存在意義はあるのか?ただ右から左へとお金を動かしているだけなのか・
【どうすれば、日本のトレーダーの地位を向上させることができるのか】
最近のコロナショック相場でトレーダー達は揺さぶられています。
僕もこの2週間ほど、仕事以外の時間は相場にかかりっきりです。
レートだけ追っている時間・・・。
時々、むなしくなってきませんか?
その時は集中して、相場を見ているのでもちろん勝つ事だけを考えます。
換言すると、お金の事だけを集中して考えている。
当然のことです。
なぜ、投資、FXをやるのかは
「お金」
を稼ぐことだからです。
お金は好きです。たくさん稼ぎたい。
FXを通じてお金を追うのも好きです。稼ぐためにチャートを研究したり、ルールを考えたり、研究する作業も大好きですね。
でも、ふと「FXってなにも生み出さないよな・・」って思うこともあります。
見知らぬ人の口座から、自分の口座にお金を移す作業なんです。
もしくは、見知らぬ人の口座に入金している・・。
稼いだお金で家族を養っている、もしくは、利益を慈善団体に寄付している、だから役にたっているんだ、という反論もあるかと思います。
僕もお金を稼ぐためにFXをやっているので、きれい事を言う気はないのです。
ただ、
「FXはなにも生み出さない」
「お金をただ右から左に移しているだけ」
という意識が潜在的に、特に日本人にはあって、それが知らず知らずのうちに破滅に向かわせているのではないか、と思うようになってきたんです。
僕も何回もハイレバで資金を吹っ飛ばしていますが、実は深層では
「FXでお金を稼ぎたくない」「これで稼いだお金は無意味なものだ」
という思いがむちゃなトレードをさせているのではないか。
それではいくら頑張っても最後にドカンがまっています。
ですので、ここで一度トレーダーという存在の意義を僕なりに考察してみたいと、考えています。完全に個人的な思想です。
でも、もしトレードがどうしてもうまくいかないと悩んでいるなら、あなたの深層心理が本当は「稼ぎたくない」と思っているのかもしれません・・・
トレードする意義
マクロ的な視点
トレードする意義は、もちろんお金を稼ぐためですが、ここでは一回そこを離れます。
・市場の流通に貢献している
う~ん、これしか思い浮かばないですね。
マクロで考えるとこれしかない気がします。
株式なら企業を応援するため、資金提供するという名目がありますがFXや短期売買ではそれは当てはまらない。
やはり、個人投資家は大きな視点で考えると、市場の換金性、流通を確保することぐらいしか役にはたっていません。
・ミクロ的な視点・・・労働からの解放
焦点を絞って、個人として考えてみます。
FXの最大の利点が”レバレッジ”です。
証拠金さえ積めば短時間で大金が稼げます。
よっぽどの資産家でない限り、大抵の人たちは、その人生の大半を労働することによって、対価としてお金を受け取っています。
FXで稼ぐことは、本来労働で費やすであろう時間を圧倒的に短縮する効果があります。
つまりFXで稼ぐことは「労働からの解放」です。
ここにすばらしい意義があります。
たとえば、画家になってずっと絵をかいていたい、と考える人がいたとします。
でも、絵で食っていける人はほんの一握り。
食うためには働かなければいけない。当然絵を描く時間も限られてきます。
そんな人がFXのスキルを磨き、生活費を稼げるようになれば、自由に絵を描くことができます。普通にサラリーマンするより圧倒的に時間に余裕がうまれます。
FXのスキルを上げることは自己実現への近道になる可能性があるんです。
利益を社会に還元する
でも、専業の人なんかはトレードしかしていないですよね・・・
みんながみんな芸術家ではないし、トレードで稼げる人はさらに稼ごうとトレードにのめりこんでいるように見えます。
結局、個人の金稼ぎにしかならないのか。やはり社会的には無価値な職業なのか。
そのトレードの技術を生かせる場はないのか。
一つ考えが浮かびました。
・トレーダーはお金を短時間で多く稼げる。でも、社会的には何も貢献しない。
これに対し、
・社会的にどうしても必要な仕事をしているのに、安月給の人達がいる。
例えば、介護士さんや保育士さん。
構造的になかなか儲けるのが難しい職業です。でも、すごく必要な仕事。
給料安いけど頑張ってね、って押し付けている。普通の生活水準に達するのも、難しく辞めていく人も多いと聞きます。
トレーダーはこんな人達を支えていくというのはどうでしょうか。
具体的には何も考えていませんが、例えば、トレーダーが運営する保育園。ここの保育士さんは優秀な人だと年収1千万クラスがごろごろいる。みんないい暮らしをして、生き生きと仕事をしている・・・
当然あこがれて、多くの若者が保育士を目指し、待機児童の問題は解決する。
利益は保育園では追わない。なんせ、経営者達が凄腕のトレーダーですから。
という感じです。理想論ですけどね。
欧米のトレーダーは尊敬されていると聞きます。
欧米は寄付の文化が浸透しているので、トレーダーも多く寄付しています。
この辺が尊敬される由来ですかね。
でも、もし頑張っても、安月給で苦しんでいる人たちを日本のトレーダーが支援していたら、見る目が変わると思います。
日本では投資や投機はギャンブラーとか、どこか怪しげなイメージを持たれます。
そんな状況が変えれるかもしれません。
理想を持つ
ここまでは、僕個人の理想です。
そんなきれい事、FXで稼ぐには関係ないと思われるかもしれませんが、
「ミッション(使命)を持つ」
という事は、成功法則では定番の考え方です。
どこかで、お金に対するブレーキがかかっている人は多いです。
僕もその一人です。
しかし、ミッションを持つことで、
「稼ぐことは良い事だ。FXで稼ぐ事は社会をよくする事だ」
と、思えるようになるはずです。
そうすれば、ここでトレードルールを破ることは自分だけでなく、社会に迷惑をかける行動だ、と自制が効きます。人間、自分だけでなく、人のためだと思うと結構、自制が効くものです。
まとめ
・ミッションを持つことでFXで稼ぐ事に抵抗がなくなる。
・そのことで、潜在意識でのお金に対するブレーキがはずれ
トレードが改善していく。
まあ、堅い事書きましたけど、どうせやるなら楽しく、人の役に立つ事をやりたいなあという気持ちです。