【FX初心者~中級者】”だまし”とは? だましは最高のトリガー
【記事の内容】
・だましを知る
・だましが起こる場面
・だましを利用してエントリーする
”だまし”とは何か?
市場はだまし合いの場
FXの世界では日々多くの新人トレーダー達が参入してきます。
その多くは教科書的な勉強をして相場にのぞみます。
そして、そこには、百戦錬磨のトレーダー達が彼らの金を奪おうと待ち構えています。
「方向性は合っていたのに・・・。損切りされてから、狙っていた方向に行った。」
こんな経験は皆持っているものです。
相場は巨大なポーカー場によく例えられます。
だまし合いの場なのです。
本当に教科書通りのチャートの形は滅多に出現しません。
だから
こんなのとか
こんな図で覚えていると、かなり負けます。
大口のトレーダー達は初心者が飛び乗ってきそうなチャートの形、ローソク足の
動きを熟知しています。
上方向に行きたい時、わざと下方向に少しだけブレイクさせます。
「ブレイクした~」
と初心者トレーダーが一斉に飛び乗ってきます。
そこで、急激に反転させます。
今度は
「やばい、損切りしないと・・」
急激な値動きに逃げ遅れたトレーダー達は損切りをします。
そのエネルギーを使って本来行きたかった方向に、ここでは上方向にエントリーしていきます。
これがだましです。
つまり、行きたい方向と逆の方向に一回振っておいて、損切りなどのエネルギーを使って、本来の方向に進む。なので、損切りされてから、狙っていた方向に進むというのは
運が悪いのではなく、だまされたのです。
だましが多く起こる場面
これは断然レンジが多いです。
レンジブレイクが簡単と初心者本などに書かれているせいなのか、レンジブレイクがだましやすい為なのか。
定かではないですが、ほとんどのだましはレンジブレイクです。
パターンは2パターンしかありません。
1 進みたい方向と反対にブレイク、その後反転して行く。
2 一回進みたい方向にブレイク。これがだましになる。その後さらに、反対側にブレイク。
これもだまし。最後に進みたい方向に戻って行く。2回トラップがあるパターン。
図で書くとこんな感じ
これが通常のだまし。
これがだましのだまし。
一旦、トレンド方向にブレイク。これがだまし。
その後レンジ下限もブレイクするものの、これもだましになる。
いやらしいパターンですね。
静止の画面で見ると
「なんだ、単純だな。こんなのには俺は騙されないよ」
と、思うかもしれません。
でも、実際のトレードでは、ローソク足がバイーンと伸びていく様を見ていると、
つい、飛び乗っていってしまいたい衝動にかられます。
しかも、長い間もみもみしていた後、じりじりとした気持ちでずっと待っていた後、
ブレイクしたらエントリーしたくなります。
対策は「知る事」です。
レンジブレイクは常に狙われている。
だましがあるかもしれない、と思って構えている。
安易にブレイクに飛び乗らないことです。
だましをトリガーとしてエントリーする
だましの本質が損切りなどを誘発させて、上昇(または下降)するためのエネルギーを
確保することと考えると、だましは、最高のエントリーポイントになります。
だましをエントリーサインとして考えるとき気を付けるポイントを
解説します。
1 トレンドと反対方向へのだましを使うこと
2 ブレイク後の戻りの時間が遅い。時間がかかりすぎている時は
だましではなく、ブレイクかもしれないので様子見する。
3 「これはだましだ」と、思いこまない。バイアスをかけすぎない。
1 トレンドと反対方向へのだましを使う
だましはトレンドへ回帰し、新値更新をするため、貯まったポジションを損切すること
によってエネルギーを得るアクションです。
ですので、基本的にトレンドと反対側にブレイクさせます。
トレンドと反対方向にブレイクした時はチャンスなんです。
2 戻りが遅いときは様子見。
だましはブレイク⇒急激な戻りが定義です。
ブレイク後、何時間ももみもみしているようでは、それはもはやだましではない。
少なくとも一時間で戻らない場合は、だましではない、そう自分は判断しています。
3 思いこまない
相場には100%はない。
だましも同じです。
「これはだましだ。だから反対側に行くはず・・・」
そう思い込むと痛い目にあいます。
あくまで、優位性があるだけです。
まとめ
相場では頻繁にだましが発生します。
教科書通りのエントリーだと、狩られることが多い。
トレードは常に相手がいるゲームです。
PCだけ見ているとそんな感覚は薄れていきます。
「この値動きはどんな意味をもつのか?」
常に考える事が必要です。
でも、答え合わせはできません。だれもわからないのです。
自分で納得していくしかないのです。
「これはだましなのか、ただのレンジブレイクなのか。」
ある程度簡潔に自分なりに定義づけしていくしかないのです。
これがトレードにおいて難しいところです。
ポイントは
簡単に定義する
ことです。難しくしてはだめです。
たとえばだましなら
・トレンドの反対方向にブレイクする
・30分以内に急激にレンジ内に戻る
・重要なレジサポライン際でおこる
こんな感じで簡単にしていまいます。
その後検証です。