仕方ないから資金管理します… やはり資金管理しないと勝てませんでした。
【資金管理についての基本的な知識を学ぶ】
・なんで資金管理をしないといけないのか。
・具体的な管理方法
・資金管理をすると稼げないんではないか
やりたくなかった・・・でもやるしかない。なぜ資金管理が必要なのか
資金管理なんてしたくなかった・・
実をいうと僕は資金管理をしてきませんでした。
10年以上のFX経験があるにもかかわらず、それを毛嫌いしてきました。
もちろん安定して勝ち続けるには資金管理は必要・・・
頭ではわかっているんです。
知識は一応あるんです。
でも、資金管理はできればしたくなかった・・のが本音です。
なぜ資金管理を毛嫌いしていたのか。
それは
「はやく稼げないから」
と、思っていたからです。
環境認識やエントリー、出口戦略そしてメンタルに重きを置いていました。
それさえマスターすれば、相場からお金を引っ張ることができるはず・・
そう思い込んでいました。というより、そう思いたかった・・・。
資金管理というと
「資金の1%に抑えましょう」
こんな文言・・・正気か?と思っていました。
例えば10万の資金なら一回に許容できる損失は1000円です。
1000円?
0.1ロットで10pipsです。
1千万以上の資金でもあればわかります。
でも、そんなに証拠金で使える人は一握りです。
皆、生活があるんです。そんなに大金をリスクの高いFXにぶっ込めるわけ
ありません。
もちろん僕も同じです。以前までサラリーマンだったので、お小遣いは月3万円。
そのなかで何ヶ月も貯金してやっと10万円貯めてFXをする。
お金持ちになりたいからFXするんです。
「ちまちま1%なんかやってられるか!」
これが本音です。
レバレッジをかけてその10万を100万、1000万にするんだ。
そしてすこしでも早く資産を手にして安心したい。やりたいことやりたい。
自由になりたい・・・
資金の1%なんてお金持ちがやること。
一般人が成り上がるのにはリスクを取って、たとえ資金が吹っ飛んでもハイレバで勝負にでるしかないんだ!
そう思っていました。
でも、間違っていました・・。
10年以上のトレードの末、なんとかpipsは月間でプラスにできています。
でも、資金が増えていかない。
とにかく勝てば資金が自然と増えていくと思っていました。
増えていかないんです。
ハイレバで資金を飛ばすこともしばしば・・・
「3つのM」
という言葉があります。
1 手法
2 マインド
3 資金管理
この3つがそろってはじめて安定したトレードライフが送れるのです。
僕には
「資金管理」
が足りませんでした。
資金の20%、30%の含み損を抱えると、メンタルが崩壊します。損切できなくなります。
損切しようとしてもクリックできないのです。
「これを取り返すのに何日かかるんだ・・」
とか思い始め躊躇してしまうのです。
そうなるとメンタル崩壊、手法もめちゃくちゃになります。
ひとつのMができないだけで、あと2つのMもできなくなります。
資金管理。
重要なんですよ・・残念ながら。
具体的な資金管理法
バルサラの破産確率
これがバルサラの破産確率と呼ばれる表です。
まずこれを見て思うことは
「勝率70%いけば破産することはないな」
僕は浅はかにもそう思っていました。
で、勝率だけを上げることを考えてしまった・・
FXで勝率70%って半端じゃないです。
なかなかそこまでの勝率はあげ続けられないというのが結論です。
優位性がある場所で60%いけば上出来。だいたい50%から60%が現実的な勝率です。
となると
ペイオフレシオを上げていかなければいけません。
ペイオフレシオとは
「平均利益÷平均損失」
この数値が大きいほど一般的には好ましいと言われています。
少なくともペイオフレシオ1以上を毎回のトレードで確保する。できれば2を目指す。
それを確保できなければ、トレードは、見送る。
そうしないを破産まっしぐらです。
・勝率は50%~60%を目指す
・ペイオフレシオは2以上が理想。最低でも1に。
2%ルール
次に資金量に対してどのくらいまでの損失が許容できるのか。
書籍などで推奨しているのは
「1%」
です。
ただこれだと資金が増えていきません。
書籍などでは、リスクを取れ、とはなかなか言えないので、仕方ないのかもしれません。
過去の教材や商材、ブログなど見直してみると、一番多かったのが
「2%」
です。その次が
「5%」
ここでは「安全に行くなら2%。少しリスクが取れる人は5%」
としておきます。
確かに5%以上だとメンタルに影響してきます。
1 まず損切りポイントを決めます。
2 建値から損切まではどのくらいあるのか調べます。
3 ロットを計算します。
例えば、10万円の資金の場合。許容が5%で計算します。
つまり1トレード5000円まで許容できます。
損切ポイントまでが20pipsある。→ロットは0.25(2.50万通貨)
10pipsある。→ロットは0.5 (5.00万通貨)
こんな感じで資金管理していきます。
これだと、損切ポイントが近ければ近いほどロットを上げていけます。
FXがもつレバレッジを殺さずに活かせます。
資金が増えていくまでは、5%で頑張る。
順調に資金が増えていったら2%に落とす。
とりあえず僕はこれで行こうと思っています。
まとめ 資金管理すると稼げないんではないか?
「コツコツドカン」
この言葉はトレードする者には苦々しい言葉です。
僕も何度も何度もやってしまっています。
本当にバカなんじゃないかと思います。
でも、みんな繰り返しているんですよね。
だからこそ、こんな言葉が有名なんですよ。
「資金管理」をするとなかなか稼げない。そんなイメージがありました。
1%や2%しかリスクにさらさないで、どうやって増えるのか。
それは間違いでした。
資金を守る。損切を着実に実行する。勝てるところだけトレードする。チャンスを待つ・・・
こうやってコツコツ地味に積み重ねる。
そうやっていくうちに、いつかホームランが打てるようになるんです。
何事も焦りはダメなんですね。
コロナで世間は冷たい風が吹き始めています。焦りたくなる。
僕もそうです。早くFXで安定して稼ぎたい。
でも、急いてはいけません。その感情はトレーダーを殺していきます。
MAX5%でやっていきましょう。
続けていくことでスキルがあがり、やがて稼げるようになるはずです。
・勝率は60%を目指す
・ペイオフレシオは2以上で。最低でも1。
・資金管理は原則2%。リスク取れる人は5%。
・損切ポイントを必ず決める。そこから逆算してロットを算出する。