再出発のFXブログ

10年以上の負けトレーダーが再起をかけて勝負する記録

【初心者、最初の壁】損切り・・損切りを極めれば相場を制することが出来る!

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損切りしたくない・・】

損切りは基本中の基本」

損切りできないのは初心者、損切りができて 

やっと中級者・・」

「まずは生き残れ、そのためには損切りだ」

損切りは必要経費。受け入れろ」

 

損切りについて様々言われています。

上記の格言は全部正論。まさにその通り!

 

でも・・正直損したくないじゃないですか。

損切りしなければ、戻ってくるかもしれないし・・・

 

その気持ちはすごく分かる。

僕もなかなか損切りできない人でした。

損切りができなくて、大損を繰り返しました。

人間って何回も同じ事を繰り返します。

そんな自分がふがいなくて結構落ち込みます・・

 

そんな僕も今は、損切りできるようになっています。

何回も繰りかえし、同じ失敗をしてきた人間だから

分かる事があります。

損切りが出来ない人はどうすればできるように

なるのか解説していきます。

 

まず損切りしないとどうなるか。そのデメリットを解説します。

次にどんなシチュエーションで損切りを拒むのか。

最後に損切りできるようになるにはどうすればいいのか。

その対策を説明していきます。

 

はっきり言って損切りが上手くなれば利益が残っていきます。

損切りが上手くなればトレードで稼げるようになります。

逆に損切りをしないと生き残ることは難しいでしょう。

 

 

損切りができないとどうなるか 3つのデメリット

1 大負けする

2 機会を失う

3 メンタルを病む

 

 大負けする

 これは、当たり前の話。

損失を見てみないふりしていたら

どんどん大きくなっていきます。そしてロスカット

待っています。積み重ねた利益を一撃で飛ばします。

コツコツ、ドカン・・

そして、資金が底つきて退場となります。

 

  機会を失う

 機会損失の事です。

何日も含み損が膨らんだポジションを保有する。もちろん、その間のチャンスは全部見逃します。そして、最後には損切られて、資金がなくなって退場…。伸びていくローソク足をただ見ているだけになります。

 

 メンタルを病む

いつまでも含み損をかかえているのは、かなりストレスです。無意味にチャートを眺め、上下するレートに一喜一憂。

 

何より損切りルールを無視した自分に憤りを感じます。

 

怒りとストレスで精神的にかなり疲れます。

でも、お金が助かるかどうかの勝負はスリル満点。

疲れを感じず、ずーっとPCを眺めているでしょう。

 

しかし実際には疲れはMAX、エネルギーの低下を招いてしまいます。

そして最後、ロスカットか怒りながらの損切り

大金を失ったことと、ルールを守れない自分、

疲れやストレスフルの頭と身体…

まともな判断はできません。

すぐリベンジでトレード…

もちろん負ける。

だんだん自分を責めていきます。

(なんでこんなに勝てないんだ?

負けてばかり、本当だめな奴だな

トレードにむいてないかも知れない)

 

お金がなくなったのを機会にやめていきます。

 

なぜ損切りができないのか 3つの状況

 では、損切りの重要性はわかっているのに、

なぜ、できないのか。

 僕が数多く経験した3つの状況を紹介します。

もちろん共通しているマインドは

「損したくない」

 

1 あわよくば戻ると思って保有し続ける

2 ハイレバでポジション持っているので

 切るに切れない

3 根拠があいまい

 

あわよくば戻ると思って、保有し続ける

実際戻るんですよね・・

相場はレンジがほとんどなんで、また値が

戻ってきます。

「助かったー」

ほっと一安心。

でも、それに味をしめて、損切しなくなると

まずい。そのうち本当に戻らない時がやって

きます。そして、ロスカット、退場となります。

 

ハイレバでポジションを持つ 損失が大きすぎて祈る

僕がよくやらかしたパターン。

まずエントリー。(ロングでエントリーしたとします)

結構自信があったりします。

でも、逆行。

(でも、長期のトレンドは上昇だし、一時的なものだ)

そして、ナンピンします。

ここで戻れば損失も回避でき、利益も

でることもあります。

何回か成功しているので味をしめていました。

 

でも、相場はもどらない。

節目のラインまで下降してしていき、少し反発する。

(ここが底かもしれない)

そう思いさらにナンピン

でも、結局反発はただの戻りで、さらに下落していく。

 

ここまでくると止まりません。

さらにナンピンナンピンにつぐナンピン・・

証拠金限度額までナンピンします。

含み損は見たくない額に膨れ上がっています。

(損切しなくちゃ・・)

頭ではわかっていても、クリックできない。

この状態までくることは最悪です。

あとは奇跡的に反発することを祈ることしか

できなくなります。

結果はもちろんロスカット・・

大幅に資金が減ってしまいます。

 

根拠があいまい

なんとなくトレードしたことないですか?

(ちょこっと稼ぐか)

という軽い気持ち。

パッと開いたチャートがなんとなく勝てそうな

感じ。

勝負するつもりはない。5Pips位取れたらOK。

でも予想に反して逆行・・

少し勝つつもりなんだから、少しの負けで

やめなければいけないのに、すこしの損も

できれば回避したい。

(せっかく利益をだしてたのに・・

 減らしたくない!)

いつしか大勝負になっていきます。

もちろん根拠なしのトレードなので、損切ラインは

あいまい。勝てばいいが、逆行したら大損確定です。

 

どうすれば損切ができるようになるのか 5つのポイント

・考え方を変える

・根拠がくずれたら損切する

・逆指値注文を使う

・最高損切pipsを決める

損切りになれる

 

考え方を変える

トレーダーはプロスペクト理論に支配されています。

前回軽く説明した通り

「人間は得するより損をしたくない。

 損を確定させたくない。先延ばししたい」

強力な力が働いています。

損切りすることは、本能に逆らうようなもの。

不快だし、できなくても当たり前です。

 

でも損切りは勝つためには必須です。

やらなければいけない。

 

そのための考え方を紹介します。

 

大数の法則

大数の法則とは多く実行をしていくことで、

結果が理論値に収束されていくことと言われています。

 

サイコロを振って1の目が出る確率は6分の1。

でも確率はバラツキがあり例えば10回サイコロを振った時

1の目が一回もでないこともありえます。

でも、サイコロを振る回数を100.1000.10000と増やした時

1の目が出る確率は限りなく6分の1に近づきます。

簡単に言うとこうゆう理論です。

 

トレードに置き換えると

優位性がある所でトレードを続けていくと、

負けることもあるが、トータルすると勝っている。

トレードすればするほど理論値に近づく。

と、なります。

 

ただ大数の法則をバックテストするのは非常にむずかしい。

相場は同じ状況は2度とないし、チャートパターンだけで

なく、トレードする時間や、通貨ペアを考えたら無数の組み合わせ

になります。

 

そこで、考え方だけを取り入れます。

つまり「一回一回のトレードに意味はない。勝つこともあれば

負けることもある。でもトータルして勝てばいい」

と考えるのです。

だから、負けをうけいれる。試行回数が増えれば確率は

収束し、勝ちが積みあがるはずです。一回のトレードに

思い入れを置かないこと意識するのです。

 

大数の法則の思考を取り入れると

 

・一回のトレードに固執しなくなる。

・全部勝とうを思わなくなる。

・「次に行こう」と気持ちが切りかえられる。

 

メリットがたくさんあります。ぜひ取り入れてみてください。

 根拠が崩れたら損切りする

 これはかなりメリットがあります。

実際僕はこれで損切りが出来るようになりました。

 

まずエントリーの根拠を必ず作ります。

というか、根拠がなければエントリーしては

いけません。

 

例えば

・長期足では上昇トレンド

・短期足で下降して、押し目を作っている

・フィボナッチ61.8%あたりでWボトムを

形成しつつある。

 

こんな状況でエントリーしたとします。

 

ここでの根拠は

・フィボナッチ61.8%

・Wボトム

です。

 

ですのでWボトムが失敗したら損切りをするのです。

上昇トレンド継続中なのでいつかは戻る可能性は

高い。でも損切りするのです。

なぜなら、根拠が崩れたからです。

 

「できるかなあ」

と心配になると思います。

でも、しっかりとした根拠があると、

それが崩れたら

「潮目が変わった」

と納得でき、意外に損切りに躊躇しなくなります。

 

指値注文を使う

たぶんどこのFX業者でも逆指値は使えると思います。

あらかじめ、損切りラインの予約をしておくことが

「逆指値注文」です。

裁量で損切りするのは結構むずかしい。

躊躇してしまうことも多いし、急な暴騰、暴落に

対応が遅れてしまいがち。

 

そこであらかじめ損切りラインを想定し、自動的に

損切りできるようにセットしておきましょう。

セットする位置はもちろん

「根拠が崩れるライン」

です。

 

最高損失PIPSを決めて逆指値注文を入れる

絶対これ以上は損しないポイントを決めていた方が

いいです。

経験上

デイトレード→20pips

スキャルピング→10PIPS

を最高損失にするのがいいと思います。

これぐらいだったらリカバリー可能です。

 

これが50PIPS、100pipsとかだと取り戻すのに

結構時間がかかってしまいます。

 

損切りに慣れる

これは損切りの経験を積むしかないでしょう。

初心者のころは損切りはなかなかクリックできないもの

です。実戦で鍛えてください。

 

でも、そもそもエントリーが少ないと損切りする機会も

当然少なくなります。

 

そこで低ロットで損切りの練習をすることをおすすめします。

 

今1000通貨で取引できる業者が増えてきたので、すぐ練習できます。

 

やり方は

・エントリー、損切り利食い機械的に行う。

・条件は毎回同じようにやる。

(例:移動平均線ゴールデンクロスしたら買い。

   移動平均線がデットクロスしたら、売り。

 

最低ロットなので負けても、数十円程度。

違和感なく損切りできるまで続ける。

 

まとめ

損切りはそんなに簡単ではありません。

でも生き残るには必須です。

だれも損はしたくありません。

逆説的ですが、うまく負けないと生き残れません。

 

儲けるためのコストなのです。

どんな職業にも経費はかかります。

FXにとっての経費は損切りなのです。

 

損は個人トレーダーが唯一コントロールできる領域です。

勝ち負けはコントロールできないが負けは選択できるのです。

 

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